感じる!パッケージデザイン

DESIGN POLICY Vol.1

「小声でささやきかけられているようで、何だか素通り出来ない感じだった」と評されたシュークリームのデザイン。

たとえば、今日も仕事帰りにコンビニに寄るとします。
買いたいものは何となく決まってはいます。
「今夜のご飯と、おやつも買おうかな、、、、他にも何か面白いものがあったらいいのに。」
商品名まできちんと覚えて、決めてから買いに行く事はめったにはないでしょう。
コンビニの棚には、激しく商品名をアピールし、自己主張する商品がひしめいています。まさに混沌としています。
景色のように何となく眺めていると、ふと、目の端で何か気になるものがあるような、、、、
その次に初めて、その商品の名前を読み、キャッチコピーを読み、手に取ってみるのです。

人は、まずパッケージデザインを、風景の様に右脳で、眺めます。そして気になる何かを見つけたところで、左脳を動員し言語で読み取ろうとするのです。(端から商品名を呼んで判別していく人はほとんどいらっしゃらないでしょう)インパクトを強くし、商品説明をしっかり書いても、眺めたときに引きつけられないと手に取ってもらえないことになります。

「気になる魅力」を感じさせる、「自分をしっかり持った」パッケージデザイン。

そういう個性が大切です。
魅力の内容についてすべて理論で説明するのは、不可能です。なぜなら、すべて言語だけで説明できるような物を、人は魅力的とは感じないからです。魅力的な人物について、理由を言葉だけで説明できないのと同じですね。
しかし、誰でも「感じる」ものなのです。

その魅力は、製造する方々の信念を私たちが感じ取って、商品に反映できたのかもしれません。
商品を開発される方々の気持ちを伝えられる、人柄を感じさせるデザインをつくる。
これが当社のポリシーです。

次回「100時間かけたカレー」
常識外れなデザインにチャレンジ!しかし意外な結果が、、